熊野古道「大門坂」から那智大社・青岸渡寺の参道入口、那智の滝前バス停まで散策コース

初心者でも大丈夫?熊野古道「大門坂」から参道入口までからの続きです。
参道入口から実方院跡へと進みます。
大門坂散策コース
大門坂駐車場8:40・・大門坂入口8:45・・新宮藩の関所跡・振ヶ瀬橋・・鏡石・・夫婦杉8:50・・多富気王子跡・・楠大樹・・十一文関所跡・・参道入口9:15・・実方院跡・・・熊野那智大社9:30・・青岸渡寺・・三重の宝塔10:00・・伏し拝み・・那智の滝前バス停10:20 10:24発==バス==大門坂駐車場10:30
※全行程時間:約2時間
※那智の滝の観光時間(約30分)は含まれていませんが観光については後述しています
那智大社・青岸渡寺の参道入口から一の鳥居

実方院跡です。参拝された上皇や法皇の御宿とされました。
モッコクの大樹は県下でも珍しく、樹高10m余、幹周1.8m、樹齢400年といわれています。
モッコクの前にある石は、那智の七石の一つ「平石」です。
平石は、初心者でも大丈夫?熊野古道「大門坂」から参道入口までに見た那智の七石のひとつ「鏡石」「唐斗石(画像なし)」に続く石です。

熊野那智大社の「一の鳥居」が見えてきました。右へ進むと西国第一番札所青岸渡寺へと行くことができます。
私たちは、熊野那智大社の方へ進みます。

二の鳥居が見えてきました。この石段を上がると熊野那智大社です。
一の鳥居から那智の滝前バス停まで
那智大社から三重の塔までは下のリンクからご覧ください。

石段下の那智山青岸渡寺の山門です。
山門両側には石獅子像を見ることできます。あ型の口元が印象的な獅子です。

山門を下り、木造の仁王像に見送られて石段を降ります。
降りたところ右へ進めば前述の一の鳥居方面へと進みますが、三重の塔がある左へと進みます。

三重の塔からは、那智の滝つぼをみることができます。
詳細は「神仏習合が色濃く残る那智山青岸渡寺と熊野那智大社・三重の宝塔からの那智の滝つぼ」をご覧ください。
ここから三重の塔を眺めながら防災道路を下ります。

防災道路から右側にある散策道へ抜ける道へと進みます。すると鹿がちょうど草を食んでいました。
那智大滝方面へと進みます。

ここは伏し拝みとよばれる場所です。
毎年7月14日の熊野那智大社例大祭(扇祭と那智の火祭り)で扇立て神事が行われる聖地です。
礎石は建物跡として現在も残されています。

鎌倉積みの石段を原型そのままに残しているといわれています。
この石段を下っていくと那智の滝へと行くことができます。

この石段は、少し段差があるので注意して降りてください。

那智の滝前バス停に降りてきました。
那智の滝を観光される場合は、往復の観光時間を30分〜40分として、バスの時間を確認してから進みましょう。
那智の滝を参拝!瀧がご神体、飛瀧(ひろう)神社

※以前行った時の画像です
那智の滝の石段を降りてきました。
石段を下っていくと眼前に那智の滝が見えてきます。

石段をおりたところに「光ケ峯遥拝石があります。
案内板によると、「この石を撫でるとその原点(熊野の神様が降臨したと伝えられる御山で光ヶ峯のこと)のお力をいただくことができると伝えられている」とあります。
ご祈願料は100円です。
- 1回撫でる・・縁結び、心願成就
- 2回撫でる・・金運隆昌、家内安全
- 3回撫でる・・厄除け、身体健勝
100円で願いが叶うとは、ありがたい。

授与所横にある入り口から受付を済ませ入場(有料大人300円)すると、瀧を正面間近にみることができる観覧舞台に進むことができます。
滝壺の水を飲むことができるほか、御瀧水を使ったおみくじもあります。
ここから那智の滝バス停前まで戻り大門坂駐車場まで乗車し、大門坂を散策するコースは完了です(令和5年5月現在:大門坂Pから那智の滝前まで片道250円、バス乗車時間約6分)。
この記事では、大門坂駐車場から大門坂を歩き、那智大社、青岸渡寺、三重の塔(見るだけ)を観光し那智の滝前バス停からバスで大門坂駐車場に戻るコースをご案内しました。
那智の滝は以前行ったことがあったため観光しませんでしたが、往復30分ほどみると有料の観覧舞台まで観光することができます。
体力によってかかる時間はさまざまなので、余裕を持って観光してください。