通り峠と千枚田を歩く

熊野古道については、いろいろな歩き方(逆ルートやショートカットルートなど)があるので、参考程度に読んでいただけるとありがたいです。通行止めなどあるかもしれませんので、事前に調べてから行くことをおすすめします。
この記事では、311号線沿いの千枚田通り峠入り口バス停近くにある「ふれあい市場千枚田」から通り峠登り口南側へと進み、丸山千枚田を歩いて「ふれあい市場千枚田」まで戻るぐるり一周ルート(黄色のルート)をご紹介します。
通り峠登り口バス停〜通り峠登り口(南側)
車で御浜町方面から311号線「さぎり茶屋」を通り、風伝トンネルを越えてから5分ほどで、通り峠登り口のバス停に到着します。
前方の道をまっすぐ進むと、丸山千枚田(1.9km)へ行くことができますが、帰りはこの道を通って駐車場まで戻ることになります。なので、写真右端にみえる小さな橋を渡って右へ進み、通り峠南側の登り口方面へと進みます。
通り峠南側登り口までくると、小さな建物がトイレで、車止めを越えて狭い坂道を上がっていくと登り口があります。
古道らしい石畳から始まります。
桧林を進み、道の両端にはシダが茂っています。
小さなカーブを登りきったところが木立の中にある峠で、子安地蔵が祀られています。そこから急勾配の道を登ると丸山千枚田の絶景を見ることができる展望台へと行くことができます。展望台からの絶景をあとに歩いてきた道を峠まで戻り、右手の道を下って石積みされた法面から県道に出ます。
通り峠法面を下ってくる石段から千枚田へ
通り峠からの石段を下ると、車が通る道へとでてきました。そのまま進行方向前方へ進むと丸山橋です。峠道を再び引き返す方が駐車場には早く戻ることができますが、今回は千枚田のなかを歩いて駐車場まで戻ることにします。
丸山千枚田方面(丸山橋)とは反対方向に歩くと、ガードレール沿いにある展望台へ行くことができ、丸山千枚田の景色をみることができます。
丸山橋を通って歩を進めると、左手が千枚田です。最初の下り坂では降りずに、丸山千枚田の看板が出ているところから下ることにします。
丸山千枚田の中を歩く
大石が間近に見えるポイントで休憩します。
一番小さな田んぼ
この画像は2月下旬だったので、千枚田は黄金色です。一番小さな田んぼだそうです。歩くとこんな景色にも出会うことができます。
丸山千枚田の大石
丸山千枚田の大石前を通り、このまま道なりに300mほど下っていくと、311号線方面の案内板があります。
5月のゴールデンウィーク、このあたりは田植えが済んでいました。
この道を左へと進み、通り峠登り口バス停へと戻ります。
桜の季節には、この道沿いに熊野桜をみることができます。
季節や時間によって千枚田は見える景色が全く違います。四季折々の千枚田を楽しんでみてはいかがでしょうか。
通り峠を歩き千枚田をぐるっと一周するコースでした。