2023年10月14日更新

一願寺でひとつだけのお願い|マインド事前準備で後悔しない

お願いは人によってさまざまですが、ひとつだけ願いが叶うならどんなお願いごとをしますか?

ひとつだけ願いを叶えてくれるといわれる一願地蔵尊が安置されている一願寺には、遠方からの参拝客も多く来られます。

「一願寺とは?」「お願いってどうやってするの?」「願いが叶ったのでお礼参りがしたいけれど、遠方に住んでいるためなかなか来ることができない時はどうしよう」「マインドの事前準備?」

そんな疑問をお持ちの方にこの記事では実際に行ったときの内容をまとめています。

ぜひ参考にしてください。

ひとつのお願いを叶えてくれる一願寺とは?

一願寺の階段

安珍清姫の物語で知られる清姫の菩提寺で、正式名称は福巖寺といいます。
一般的に一願寺という名称が広く知られています。

※長い階段を上がっての参拝が難しい人は、一願寺駐車場奥から車で上ることは可能ですが、その場合駐車場は数台しか置くことができません。行く際には事前に確認したほうが良いでしょう。

一般の駐車場は階段下の奥に広い駐車場があります。

一願寺

階段をあがってすぐ右手に御朱印を書いてくれる小さな売店があり、鐘の前には本堂があります。

境内には一願地蔵尊や六地蔵尊など安置されており、一願地蔵尊は、ひとつだけのお願いをすることからそう呼ばれるようになったと言われています。

六地蔵尊について詳細は省きますが、六道(地獄・飢餓・畜生・修羅・人間・天上)の苦よりお救いくださる菩薩さまで、行った際にはぜひお参りしたいところです。

一願寺の一願地蔵尊

階段(横にはスロープもあります)を上がったお堂に一願地蔵尊があり、通り抜けできるようになっています。

身近な友人は「願いが叶った!」という人も多くいて、実際私もそのひとりです。

詳細は省きますが、「これだけで済んだのは自分にとって幸せなこと」と考えるようにしています。

例えば、進学したかった学校に合格したくてお参りしたが合格できなかった、就職したかった会社に行けなかったなど「希望する学校、会社に行くことはできなかったが、今後進む道は自分にとって意味がある」と考えると、ちょっとだけ前向きに物事を捉えることができませんか?

「そんなふうに考えることができれば、苦労しーひんわ!」と思われるでしょうが、ただ縁がなかっただけのことで、そうやって物事を考えて生きていくと幸せを感じられるから不思議なものです。

今後の縁に逆らわずに生きていけば、案外うまく人生が回っていくものだと自身感じています。

自分にとっての願いとは何か?いま一度心の中で整理し、お参りしてみてはいかがでしょうか。

一願寺でのお願いの方法とは?

奥のお堂の中に入ると、祈祷札が置かれています。裏側に以下の内容を書きます。

祈祷札に書く内容とは

  • 住所
  • 名前とふりがな
  • 性別
  • 年齢
  • お願い事

箱が置いてあるので、お願い事などを書いた祈祷札とご祈祷料(500円)を一緒に入れます。

一願寺では、毎月7のつく日の夕方に回収し、次の朝ご祈祷してくれます。

そのあと、「からし地蔵」と呼ばれる一願地蔵尊でお参りします。

ここでも願い事をされる場合は、

  • 上記の書く内容と同じ言葉を心のなかで、または小さな声で一心に念じる
  • ご真言である「おんかかかび。さんまえい。そわか。」を7回唱える

病気平癒をお願いする方は、錫杖があるので、悪いところを撫でながら唱えるとよいと言われています。

願いが叶えばお礼参りをしたい!でも遠方からの場合どうしたらいい?

遠方からの参拝の場合、願いが叶ったが、お礼参りになかなか行くことができないという方もいると思います。

※ここでいうお礼参りとは、願いが成就したときに感謝を伝えるためにふたたび参拝にくること。

そのような場合は、一願寺でお願いをしたときに、叶うと信じ一緒にお供えをして帰るという方法があります。

お供えは、「からし」と「お神酒」を一願地蔵尊にお供えし、お礼参りをします。

「からし」と「お神酒」は一願寺境内にある売店で販売されていますが、お正月や土・日・祝日などで大勢の方が参拝される場合など、売り切れることもあります。

そのため、階段下にある売店で、必要な方は先に購入しておくと良いかもしれません。

一願寺での参拝を終えて事前準備の大切さ

一願寺はひとつだけなら日を変えて何度お願いしに行っても良いそうなので、気軽に行ける人にはおすすめです。

せっかく一願寺までお参りに来るので、マインドの事前準備として、「お願いしたいことは自分なりにしっかりまとめておくこと」をおすすめします。

というのも、わたし個人が初めて一願寺で参拝した際、願いがまとまっておらず、あれもこれもと欲張りすぎたために結局自分は何をお願いしたかったんや?と後悔した経験があるからです。

自分の願いとは一体なんだろう、結局のところはっきりとわからない、そんな現在の自分について考える良いきっかけとなるかもしれません。

お願いするというよりは、自身の決意表明の場として捉えるほうが個人的にはしっくりくるように感じました。

そのような決意をもって、一願寺でお参りしてみてはいかがでしょうか。

この記事では、一願寺が叶えてくれるお願いについての捉え方や、お願いの方法、お礼参りやマインド準備の大切さについてご案内しました。

お願いしたあとも、自身の努力は怠らず、参拝した本人が前向きに生きるきっかけとなれたらいいなぁと思います。

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