じゃばらとマイヤーレモン・新姫(にいひめ)柑橘いろいろ話
和歌山県北山村で自生していた1本のじゃばらは、今では5000本以上となり、花粉症効果が期待できるといわれ、全国にその名が知られるようになりました。
熊野の地域では温州みかんをはじめ、マイヤーレモンや新姫など、温暖な気候と海の潮風が甘みを引きだすさまざまな柑橘類の栽培が盛んです。
この記事では「じゃばら」をはじめ、「マイヤーレモン」や「新姫」の使い方と最後に保存方法、じゃばらってどこで売ってるの?の疑問などをまとめています。
柑橘類系では初めて聞く名前もあるかもしれませんが、お店で見たときはぜひ味わってみてください。
おすすめ!朝マイヤーレモンを入れた白湯を飲む
ここ東紀州地域の紀宝町では、レモンとオレンジの交雑によるマイヤーレモンが特産品となっています。
旬は12月から3月となっていて、皮の表面がつるつるしているのが特徴です。
マイヤーレモンが無人市場で3個100円で販売されていたので購入してみました。安いですよね。
レモンというと酸っぱいイメージがありますが、マイヤーレモンはキツイ酸味ではなく、思った以上にまろやかです。
使い方として、我が家では朝に飲む白湯に入れます。
写真のようにくし形にカットし、あまり熱くない白湯にギュッと絞った果汁を入れ、皮ごとコップに入れます。
ここでポイントです!
レモンを絞る時は皮を下にしてぎゅっと絞ると、皮に含まれる成分が摂取できます。
あまり酸っぱくないので飲みやすく、ダイエットにも効果が期待できそうです。
じゃばらはそのまま絞って飲んでみる!
じゃばらの原産地は和歌山県の飛び地北山村です。1本の原木から今では5000本以上あるといわれるじゃばらの木。
11月下旬から12月上旬にかけて収穫されます。
味は酸っぱさの中にほんのり独特の苦味がある味で、そのままみかんのように食べるものではなく、果汁を絞ってグィと飲んだり、お魚にかけたりします。
じゃばらの果汁には「ナリルチン」という成分が多く含まれていて、花粉症アレルギーに効果が期待できるといわれています。
人によって個人差はありますが、おすそ分けした花粉症の友人から「昨年より楽だった」と言ってもらえました。
花粉症対策としては、花粉が飛ぶ少し前から毎日少しずつ摂るようにすると良いようです。
酸っぱいのが苦手だという人は、すっぱくないじゃばらジュースもあるので、試してみる価値はあるかもしれません。
新姫は焼酎にいれて飲んでみると以外に美味しい
新姫(にいひめ)という品種をごぞんじでしょうか。
三重県熊野市新鹿(あたしか)町で発見されたかんきつ果実です。
10月上旬から11月にかけて収穫されます。
我が家では、焼き魚に絞ったり、焼酎のお湯割りや水割りにいれたりしています。
個人的に新姫はじゃばらほどの酸味はありませんが、ほんのり苦みがくせになるお味です。
たくさん頂いた場合は皮が緑色のうちに、絞った果汁を製氷皿に入れて凍らせておきます。新姫の色が緑から黄色に変わってくると味も少し変わってきます。
柑橘類の保存方法
下の大皿にある黄色いみかんが「はっさく」です。
はっさくの酸味はそれほど強くなく、ほどよい酸味と後味にふわりと残る爽やかな甘みがこの上なく上品で大好きな柑橘類のひとつです。
ちなみに上のみかんはぽんかんです。
柑橘類の保存方法は、みかんのへたを下にしておくと長持ちすると情報番組で知り、写真のようにして実践しています。
冷凍保存について
みかんが採れる地域に住んでいると、近所の方からさまざまな品種のみかんをいただくことがあります。
そこで我が家ではマイヤーレモンはくし切りにカットして空気を抜き、じゃばらと新姫は絞った果汁を製氷皿に入れどちらも冷凍庫で保存しています。
保存期間はそれぞれ3〜4週間となっていますので、なるべく早めに使うようにしましょう。
じゃばらってどこで売ってるの?
北山村公式ショップでは、さまざまなじゃばらの加工品が販売されています。
じゃばらの果汁をはじめ、じゃばらポン酢やじゃばら紅茶、少しかわったものとして年中使えるじゃばらパウダーなどがあります。
興味のある方は、【北山村公式ショップ】通販サイトじゃばら村を御覧ください。