2023年7月20日更新

熊野本宮大社の参拝順序で巡る神聖な旅

熊野本宮大社は熊野三山の中心で、全国に3000社以上ある熊野神社の総本山です。

お正月などでは参拝者が順番通りに参拝するため、長い行列ができますが、できれば熊野本宮大社で正式なお参りをしてご利益をいただきましょう。

※あまりにも時間がかかる場合は、順番通りとはいかず誘導があるかもしれません。

この記事では御社殿内へ行くまでの参拝と、御社殿内でのお参りの順番についてまとめました。

ぜひ参考にしていただき、熊野本宮大社での特別な時間を過ごしてください。

熊野本宮大社と参拝順序

熊野本宮大社

まずは鳥居をくぐる前で一礼し、参道の右側を歩きます。参道の真ん中は、神さまが通る道と言われているためです。

祓戸大神でまずはお参り

石段を上って中ほど、左側にある祓戸大神で心身を祓い清めるためのお参りをします。

手水舎

少し石段を上ると、右側に手水舎があるので手と口を洗い清めます。

※左手を先に清め→次に右手を洗い清めます。その後、柄杓を右手に持ち左手のひらに水を受け口を清めます。最後に柄杓に水を入れたら縦に持ち柄を水で流し清めます。

熊野本宮大社

この日は朝も早く、まだ人もまばらでした。厳かな境内へと進みます。

熊野本宮大社のしめ縄は迫力があり立派さを誇っています。

御社殿内での参拝順序

御社殿では一番最初に①の本宮からおまいりします。

参拝の順番としては、①「家都御子大神(けつみこのおおかみ)」⇒②「速玉大神(はやたまのおおかみ)」⇒③「夫須美大神(ふすみのおおかみ)」⇒④「天照大神(あまてらすおおみかみ)」⇒⑤「結びの神(八百萬の神)」となります。

①の家都御子大神は、来世を司る本宮大社の主祭神となっています。

⑤は満山社といわれる結びの神様で、お参りの作法はすべてのお社で二礼二拍手一礼です。

満山社
⑤満山社

満山社までお参りしたら、熊野本宮大社の参拝をしめくくる最後の場所、大斎原にもぜひ足を運んでみましょう。

かつてこの場所は熊野本宮大社が鎮座していた場所で、水害によって大きな被害を受けました。その時に先人たちの思いは、なるべく高い場所に守られることを選んだのかもしれません。

本殿まで上がる際には息があがり気づかなかったことですが、下りは158段の急な石段をおりることになりますので、足元にはくれぐれもご注意ください。

令和を迎えた朝の本宮大社、参拝に来られた方が「この地は空気が甘い」とひとこと。

なるほど、印象的で素敵な言葉でした。

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