2023年8月13日更新

平尾井薬師堂は首から上の病にご利益あり

首より上の病に霊験功徳があるといわれ、本尊は東方瑠璃光薬師如来です。遠方から参拝に訪れる方も多いと言われ、観光ブックには掲載されていない知る人ぞ知る観光スポットです。

平尾井薬師堂の場所は?

三重県は紀宝町のずっと山の奥の方(よくわかる)、平尾井薬師堂の小さな看板が見えてきます。熊野市駅からは車で30~40分くらいでしょうか。

新宮市にある熊野速玉大社から車では20分ほどで行くことができます。細い道を通り、小高い山の上に駐車場があります。

駐車場から薬師堂までの石段

平尾井薬師堂の石段

石段は300余あり、下から駐車場の場所を通って先の本堂まで続いています。

この場所はちょうど駐車場から石段に出たところで、もう少し石段を上っていきます。

平尾井薬師の石段

石段の脇には大きな石や巨木が見られます。

平尾井薬師の石段

切り立った岩が珍しい。

平尾井薬師の岩

平尾井薬師堂と巨岩

平尾井薬師の御堂

石段を上りきったところにきれいな御堂があります。何度も炎上し昭和38年に平尾井区民有志、篤志家の寄進によって建て替えられたそうです。

この御堂を背に信仰の対象となる大岩があります。ぐるっと回ってその大岩を見ることにします。

少しわかりにくいですが巨岩に足跡の形が彫られています。「仏足跡」というそうで、高貴な方の参詣の証として刻まれたもののようです。

平尾井薬師の磐座

御堂と大岩の間に小さな祠があり、穴の開いた石や5円玉が白糸をかけてつるされています。

「本尊は五臓六腑の病いを癒す師にして悲願大願こめて霊験厚く、古来御利益を得んとする者は、みどりの黒髪を断ち、あるいは福利受けし者は、穴のあきたる石を供ふ。今に至って絵馬黒髪、穴石、白糸をかけたるは、善男善女精進の意を誓願したる印と伝えられる」とありました。

お礼参りに穴の開いた石をお供えする人がいるのでしょうか。

平尾井薬師堂の磐座

薬師堂へと向かう道や駐車場からは、桜の季節になるとピンク色に染まる景色を見ることができます。

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