温泉好き必見|入之波温泉 山鳩湯で温泉と自然の共演!至福のひとときを
奈良県の美しい自然に囲まれた加水なしの100%源泉かけ流しの温泉、入之波温泉(しおのはおんせん)。
日帰りはもちろん宿泊することもできる入之波温泉の湯元山鳩湯は、自然の中でのんびりと温泉や食事を楽しむことができます。
この記事では、
- 入之波温泉山鳩湯への車でのアクセス
- 駐車場
- 入之波温泉の歴史と吉野建て
- 入之波温泉の内湯と露天風呂について
- 入之波温泉の豊かな泉質と注意点
についてご紹介します。
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入之波温泉 山鳩湯へのアクセス
車で行く場合は、国道169号線から大迫ダムの橋を渡り、道なりに離合が難しい道を10分ほど進むと到着します。
途中ちょっとした集落を通りますが、山鳩湯周辺にはコンビニなど何もありません。
また宿泊される方は、暗くなってからだと橋を渡ってからの道が大変狭いため、時間に余裕を持って行くことをおすすめします。
山鳩湯の駐車場
建物入口前に3台分ほど、建物へ行く手前右折したところに少し広めの第二駐車場があります。
ただし、夕方に行ったにもかかわらず日帰り入浴の方が多く、駐車場は満車状態でした。
入之波温泉の歴史と吉野建てとよばれる建築様式について
日本三古湯といえば、道後温泉、有馬温泉、白浜温泉が有名ですが、古くから薬湯として知られていた入之波温泉も、負けず劣らず平安時代から続く古湯として伝えられています。
入之波温泉は、昭和48年に完成した大迫ダムによって一度はダム湖の底に沈んでしまいましたが、ハトの谷をボーリングしたことにより源泉を掘り当て、山鳩湯の営業によって見事復活を遂げました。
山鳩湯近くの土は、赤褐色に変色されており、湯量の多さが伺えます。
吉野建てについて
吉野は一般的に平地が少なく、斜面を利用した建築様式を見ることができます。
この山鳩湯も表から見ると最上階に駐車場があり、入口に通じる階段を降りたところが一階フロントです。下方へ地下一階、地下二階、地下三階へと続いています。
建物の裏が崖のため、斜面の高い方に道があり裏手から見ると四階建てという構造になっています。
以上のような構造を吉野建てといい、懸造(かけづくり)とも言われるようです。
内湯と露天風呂
入口は昭和の銭湯を感じさせます。下駄箱も懐かしい木の札です。
入之波温泉 山鳩湯の内湯
階段を一番下まで降りると男湯と女湯があります。入口付近にコインロッカーがあり、脱衣所内にもコインロッカーがあります。
100円が戻ってくるコインロッカーなので、必要な方は脱衣所に入る前に硬貨を用意しておきましょう。
湯船は木造ですが湯の析出物によって固まり、段差のある部分に座ると「でこぼこした質感」です。
木造というよりは陶器のような見た目で、15人ほど入浴できる広さの湯船では、湯の花をみることができます。
温泉湯は無色透明から時間の経過とともに淡い褐色に変化します。
露天風呂へ
内湯からそのまま露天風呂へ行くことができます。
露天風呂は狭く、3人ほど入浴中だと入るのに少し躊躇します。
内湯からそのまま露天風呂へお湯が流れているため、お湯の温度は少しぬるめになります。
露天風呂からは古びたアーチ状の橋が見え、新緑と相まって心とカラダが癒されます。
宿泊と食事処
山鳩湯の予約と宿泊について
宿泊の予約をする場合は、宿泊当日の3ヶ月前から予約可能となっています(3ヶ月以上先の日の予約は不可)。
部屋の1号室からは、樹齢数百年と言われる欅の木を眺めることができます。また部屋によっては温泉が溢れ出る湯元が見えるところもあるようです。
ちなみにお部屋にはトイレやお風呂はついていません。
お食事処
温泉のあと食事を楽しみたいという方は、釜飯など炊きあがりまでに40分ほどかかるので、入浴前に注文しておくことをおすすめします。
また、お持ち帰りも豊富なラインナップです。
釜飯はもちろんのこと、猪鍋や鴨鍋の肉とだし汁のセットを二人前から購入可能です。
豊かな泉質と注意点
泉質はナトリウム・カルシウム一塩化物・炭酸水素塩泉で源泉温度は38.8℃とやや低めです。
低めが故に長風呂することができ、湯あたりにも注意が必要です。
よく温泉地へ行くとガイドさんから「温泉マークには湯気が三本でているので→♨3回入浴して元取ってください〜」なんて言われます。
宿泊する前提でいうと、宿に到着してから1回、食事が終わって寝る前に1回、次の日の朝に1回、計3回です。
しかし、入之波温泉だけに限りませんが、温泉は長風呂すると人によって湯あたりの危険性もあります。
入之波温泉の入浴上の注意として一部抜粋すると、
- 入浴時間は1回あたりはじめは3分から10分程度とする
- 慣れてきたら15分〜20分程度とする
とあります。
心と身体を癒すための入浴が、湯あたりで体調を崩してしまうと本末転倒です。体調を考えて長風呂には注意が必要です。
温泉成分が濃厚がゆえに、上手に温泉と付き合っていきましょう!
入之波温泉 山鳩湯の基本情報
名称 | 入之波温泉(しおのはおんせん)山鳩湯 |
住所 | 〒639-3611 奈良県吉野郡川上村入之波391 |
電話 | 0746-54-0262 |
公式URL | https://yamabatoyu.co.jp/ |
日帰り入浴料金と時間 | 大人800円、小学生以下400円/10時〜16時で受付終了(17時閉館) |
休業 | 4月〜10月末日まで:水曜日(ただし祭日、連休、お盆は営業) 11月〜3月末日まで:火曜日と水曜日(ただし祭日、正月、連休は営業) |
食事処の時間 | 11時〜15時まで |
※突発的な休業や時間変更に対応するため、事前に確認することをおすすめします。
以上この記事では
- 入之波温泉山鳩湯へのアクセス
- 山鳩湯の駐車場
- 入之波温泉の歴史と吉野建てとよばれる建築様式について
- 内湯と露天風呂
- 宿泊と食事処
- 豊かな泉質と注意点
- 入之波温泉山鳩湯の基本情報
についてご紹介しました。
入之波温泉 山鳩湯では、自然の中でのんびりと温泉を楽しむことができます。
時間に余裕があれば周辺の観光地でもある大台ケ原へも足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。