UFOのような木津呂集落を嶋津から眺める

北山川の蛇行により自然が造り出した地形、それが三重県熊野市にあるUFOのようなカタチをした木津呂集落です。

北山川というと筏下りで有名ですが、北山川の上流はかつて林業が盛んで、和歌山県新宮市まで筏で川を下り運搬していました。

その中継地点である木津呂集落には、筏師が多く住んでいたといわれ、上流から筏で下った筏師は新宮から徒歩で2〜3日かけてこの地へ戻ったそうです。

その木津呂集落を上から眺望するには、対岸の和歌山県嶋津から片道約2時間かけて健脚コースといわれる山を登ります。

いってらっしゃいと言ってもらえたような。

これは、いのしし自作の露天風呂だそうです。贅沢です。

まもなく絶景スポットです。登山するのにかなり大変でした。ここまで約2時間弱。

体力をもっとつけないといけないと反省。

到着しました。和歌山県新宮市熊野川町嶋津からの眺めです。

この辺りは和歌山県と三重県の県境付近で、UFOのような形をした島が三重県熊野市の木津呂集落です。

山に登ったのが2015年で、その当時木津呂集落の人口はわずか11人ほどでした。この地域では人よりも鹿や猪のほうが多いようです。

今でも集落には獣よけと思われる石が積まれた痕跡が残されています。

雲がかっている木津呂は珍しいようです。

どんどん雲がかかってきたと思ったら・・・

あっという間に見えなくなってしまいました。このように急なお天気の変化によって絶景が見られないということもあります。

この木津呂の地形は風水の考え方において、「龍穴（りゅうけつ）」と呼ばれ、地形の中で気が集まりやすく運気の良い場所とされることからパワースポットといわれています。

龍穴を含む場所に住むと、幸運が訪れるとされているそうです。

パワースポット木津呂集落を眺めるツアーでは、ガイドさんがお話してくれるので道中険しい道のりでしたが楽しい思い出となりました。

険しいがために通行止なども考えられるため、観光される場合は必ず確認してください。

そして山道は険しいので、嶋津観光協会のツアーガイドさん案内のもと参加することが必要です。

2005-05-05

2016-01-31