歴史を感じる奥宮の大馬神社
大馬神社(おおまじんじゃ)は平成23年9月4日の紀伊半島大水害によって大変な被害を受けました。
以前あった大鳥居は流出してしまい景観は少し変わってしまいましたが、独特の雰囲気を感じる歴史ある神社です。
大馬神社には「里宮」と「奥宮」がありますが、この記事では熊野市にある大馬神社奥宮のご案内と御朱印帳はどこで?についてご紹介しています。
大馬神社の御祭神
熊野市街地にある大馬神社里宮のすぐそばを通り少し山手へ進むと、大馬神社の奥宮へ行くことができます。熊野市駅からは車で20分ほどで到着します。
奥宮の神社には途中大変狭い道を通るので、車で行く場合は気をつけてください。
どんどん高いところまで上がってきました。眼下に熊野市が見えます。
御祭神は、天照大御神、水波能売神、天児屋根命、譽田別命、仁徳天皇、神武天皇、大山祗命、坂上田村麿将軍、白馬大明神、宇迦御魂大神、白龍大神 です。
歴史ある大馬神社を参拝
大馬神社では、現在でも狛犬を置かない習わしとなっています。
古来より七里御浜海岸にある獅子岩が「阿(あ)の岩」、南の「吽(うん)の岩」とされていて、大馬神社の狛犬とされているからです。
狛犬から大馬神社奥宮まで約7キロの道のりからも、スケールの大きさを感じます。
大馬神社の創始はあきらかではありませんが、平安時代から祀られている神社と言われています。
桓武天皇のころ、坂上田村麻呂がこの地方を荒らす賊を討ち、賊の頭の首を地中に埋め、その上に社殿を造ったのが始まりといわれる。
その後、智興和尚という人がこの話を聞いて参詣しようとしたところ、田村麻呂の霊が現れ、和尚を案内した。霊は大きな馬に乗っていたことから大馬神社と呼ばれるようになたという。(案内板より一部抜粋)
坂上田村麻呂が賊を討った後は、熊野は平穏になり、熊野詣が安心してできるようになったといわれています。
橋を渡ったところで杖を借りることができます。ここから本殿までは180mほど緩やかな上り坂が続きます。
御祭神に白龍大神とあります。太陽の光源とはいえ、龍にみえてくるので不思議です。
大馬神社の御神木は歴史を感じる大木で、圧倒的存在感を放っています。
触りたくなりますが、御神木なので、やめておくことにします。
昼間は薄暗い参道で、緩やかな上り坂には午前中でしたが外灯がついていました。
昔の人達は身も心もこの場所で清めてから参拝されたのでしょう。透明感のある水が大変美しい禊場です。
参道を歩いていると右手に滝が見えてきました。この滝が清滝です。ちょうど本殿の裏手にあります。
風情がある手水舎です。
大馬神社本殿まであがってきました。すぐそばにある夫婦杉は圧巻です。
御朱印帳はどこでもらえるのか?
宮司さんは熊野市街地にある里宮にいますので、御朱印帳をお持ちの方は、参拝後に里宮でいただくか、奥宮に行く前に里宮を訪れることをおすすめします。
前述したとおり、里宮は奥宮に向かう途中、左手に位置しています。
もし機会があれば、里宮、そして奥宮の神域にぜひ足を運んでみてください。
この記事では大馬神社の奥宮についてまとめました。
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