夏の吉野観光|金峯神社から吉野水分神社までのルート

この記事では、車で行く夏の吉野観光と題して、吉野山の最奥(奥千本エリア)金峯神社から吉野水分神社までのルートをご紹介します。
桜の季節など交通規制の時期にも参考になると思いますので、よければ最後まで御覧ください。
金峯神社から金峯山寺蔵王堂までのルート (・・・徒歩、===車)
吉野山観光奥千本無料駐車場・・・修行門・・・②金峯神社・・義経隠れ塔===③吉野水分神社
吉野川沿いの国道169号線をドライブし、吉野大橋北詰を曲がり吉野大橋を渡り吉野町へと進みます。
吉野神宮方面へと山を上っていくと吉野神宮の鳥居が右手に見えてきます。
交通規制のある季節では
そのまま道なりに進むと吉野山最大の下千本駐車場が右手に見えてきます。閑散期などは無料で駐車できましたが、季節によっては有料となり金額も変わります。
下千本駐車場から先は通行規制がありますので車で行く際には確認してください。
また混雑が激しい期間においては、吉野山に車で入山することはできませんので注意してください。
吉野神宮については以下の記事を御覧ください。
車で行く!夏の爽やか吉野神宮
奥千本無料駐車場まで車で行ってみる

前述したルートからもわかるように、吉野山最奥に位置する奥千本無料駐車場までドライブし、戻ってくるようなコースで観光します。まずは竹林院目指して進みます。
竹林院付近に分岐道があり、奥千本口までは、路線バスが通る道と花矢倉展望台を経由する道があります。通行規制がかかっていない時期にはどちらも通行することができるので、今回は路線バスが通る山道をひたすら上ることにしました。
奥千本駐車場までは、途中大変細い道を通ります。また季節によっては、閉鎖されている場合もあるので注意が必要です。
奥千本駐車場は、修行門の前を通過しその先の細い道を進んだところにあります。オフシーズンということもあってか、ひっそりとしていました。
ここから徒歩で金峯神社と義経隠れ塔を観光します。
交通規制のある季節では
下千本の駐車場から勝手神社までは歩行者天国実施区間となっています。期間など詳細は吉野町の名所・観光施設(外部サイト)で確認してください。
竹林院付近のバス乗り場から奥千本行きのバスに乗って最奥の金峯神社・・高城山展望台・・吉野水分神社・・花矢倉展望台へと徒歩で下って散策するコースがオススメです(竹林院から奥千本は基本的に上り坂になっているため)。
修行門から入る金峯神社
奥千本無料駐車場からは、階段を上ると見晴らしの良い展望台や、義経隠れ塔、金峯神社へと行く近道がありますが、今回は修行門から金峯神社へと歩いて行くことにしました。
というのも、夏のこの季節、奥千本駐車場に車を停めると同時に、ハチが全力で攻撃してきました。
駐車する場所が悪かったのか、トホホです。季節によっては気をつけてください。

なんとか修行門までたどり着き、金峯神社へと進みます。
この修行門は、金峯神社北側に位置し、金峯山四門の一つです。
金峯山四門は、
- 発心門
- 修行門
- 等覚門
- 妙覚門
とあります。
1の発心門は、黒門から少し進んだところにある金峯山寺銅の鳥居(きんぷせんじかねのとりい)のことで、四門の最初の門といわれています。
そして、この修行門は苦しい修行の始まりを告げる門とされています。
「修行」の意味を履き違えてはいけないと前置きさせてもらい、あえて言わせていただくと、先に見えるなだらかな坂道は、地味に大変で息があがりました。

金峯神社でお参りし(周辺にはクマ出没注意の看板があり、うろたえて写真も撮れませんでした)、左側少し下っていくと、義経隠れ塔があります。
源義経が兄源頼家から逃れるためにこの塔に隠れたと言われています。
この地をあとに、吉野水分神社まで高城山展望台経由で車を進めます。
金峯神社から高城山展望台経由の道幅は狭く、散策されている方もいるので閑散期でも注意が必要です
吉野水分神社(よしのみくまりじんじゃ)

吉野水分神社は、世界文化遺産の構成遺産の一部として登録されており、子授けの神ともいわれ、幼児守護の神として信仰されています。
豊臣秀吉もこの神社に祈願し秀頼を授かり、その縁から秀頼により建築再建されたといわれています。
ちなみにここまで車できましたが、駐車場は2台ほどしか停めることができません。

田畑に適度な水を分配する神様として、古来より御田植祭が毎年4月3日におこなわれ、その神事は吉野町の無形文化財に指定されています。

本殿は石垣の上に建てられ、御祭神である7柱は三つの社殿にお祀りされています。
三つの社殿を一つの棟につないだ三殿一棟の珍しい建築様式で、「水分造」といわれています。
建物全体が国の重要文化財に指定されています。

正面に見える木の奥が拝殿で、その隣が幣殿です。
この日はちょうど吉野水分神社の草刈りの日だったようで、朝からずっと汗だくで作業をされているとのこと。
御朱印帳もいただくことができました。

楼門にある湯釜は一見の価値ありです。
吉野水分神社をあとにし、花矢倉展望台方面へは進まず、普段路線バスが運行している道へ戻り車で移動します。
交通規制のある季節では
- 金峯神社から高城山展望台経由の散策道は車も一方通行となります。
- 吉野水分神社から花矢倉展望台までは徒歩で約15分ほどです。
- 吉野の桜といえば上千本エリアにある花矢倉展望台からみる桜は大変有名です。
- 前述しましたが、奥千本から基本的に下ってくる散策道となりますが、花矢倉展望台までは上り坂もあります。
- 花矢倉展望台から金峯山寺蔵王堂方面には行かずに、如意輪寺へ行くこともできます。そのまま吉野駅まで徒歩で行けるのでコースに合わせて散策してください。
ただし混雑が激しい期間においては、如意輪寺方面は通行禁止日もありますので注意が必要です。
この記事では、奥千本駐車場から徒歩で修行門、金峯神社、義経隠れ塔を散策し、車で吉野水分神社へ移動したところまでをご紹介しました。
次は金峯山寺蔵王堂と脳天神社へと進みます。