2023年7月15日更新

夏の吉野観光|金峯神社から吉野水分神社までのルート

この記事では、車で行く夏の吉野観光と題して、吉野山の最奥(奥千本エリア)金峯神社から吉野水分神社までのルートをご紹介します。

吉野地図
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桜の季節など交通規制の時期についても参考になる内容を併記していますので、よければ最後まで御覧ください。

奥千本無料駐車場まで車で行ってみる

金峯神社から吉野水分神社までのルート (・・徒歩、==車)

吉野山観光奥千本無料駐車場・・修行門・・②金峯神社・・義経隠れ塔・・奥千本駐車場==③吉野水分神社

吉野川沿いの国道169号線をドライブし、吉野大橋北詰を曲がり吉野大橋を渡り吉野町へと進みます。
吉野神宮方面へと山を上っていくと吉野神宮の鳥居が右手に見えてきます。

①【吉野】交通規制のある季節では

そのまま道なりに進むと吉野山最大の下千本駐車場が右手に見えてきます。閑散期などは無料で駐車できましたが、季節によっては有料となり金額も変わります。

下千本駐車場から先は通行規制がありますので車で行く際には確認してください。
また混雑が激しい期間においては、吉野山には車で入山することはできませんので注意してください。

前述したルートと地図からもわかる通り、吉野山の最奥に位置する奥千本無料駐車場まで行き、そこから下ってくるコースで観光します。最初に竹林院目指して進みます。

竹林院の近くには分岐道があり、奥千本口までの道には路線バスが通るルートと花矢倉展望台を経由するルートの2つがあります。

通行規制がない時期にはどちらの道も利用できますが、今回は路線バスが通る山道を上ります。

奥千本駐車場まで途中、非常に細い道を通る必要があります。

また季節によっては、閉鎖されている場合もあるので注意が必要です。

奥千本駐車場は、修行門の前を通り抜け、その先の細い道を進んだ場所にあります。オフシーズンであることもあり、静かな雰囲気が漂っていました。

ここから金峯神社と義経隠れ塔を徒歩で観光します。

②【吉野散策】交通規制のある季節では

下千本の駐車場から勝手神社までは歩行者天国実施区間となっています。

期間など詳細は吉野町公式サイトで確認してください。

竹林院付近のバス乗り場から奥千本行きのバスに乗って最奥の金峯神社・・高城山展望台・・吉野水分神社・・花矢倉展望台経由の道を徒歩で下って散策するコースがオススメです(竹林院から奥千本は基本的に上り坂になっているため)。

修行門から入る金峯神社

奥千本無料駐車場からは、階段を上ると見晴らしの良い展望台や義経隠れ塔、金峯神社へと続く道があります。

しかし、今回は修行門(正面)から金峯神社へと歩いて行くことにしました。

というのは、夏のこの時期に奥千本駐車場に車を停めたとき、ハチに襲われそうになったからです。
駐車場の場所が悪かったのか、ちょっと災難でしたね。

季節によっては注意が必要ですので、気をつけてください。

奥千本口修行門

ここが修行門です。ゆるやかな上り坂を金峯神社へと進みます。

この修行門は、金峯神社北側に位置し、金峯山四門の一つです。
金峯山四門は、

  • 発心門
  • 修行門
  • 等覚門
  • 妙覚門

とあります。

1の発心門は、黒門から少し進んだところにある金峯山寺銅の鳥居(きんぷせんじかねのとりい)のことで、四門の最初の門といわれています。

そして、この修行門は苦しい修行の始まりを告げる門とされています。
「修行」の意味を履き違えてはならないとあえて言わせてもらうと、先に見えるなだらかな坂道でさえも、地味に大変で息があがりました。

義経隠れ塔

金峯神社でお参りし(周辺にはクマ出没注意の看板があり、うろたえて写真も撮れませんでした)、左側少し下っていくと、義経隠れ塔があります。

源義経が兄源頼家から逃れるためにこの塔に隠れたと言われています。

この地をあとに、吉野水分神社まで高城山展望台経由で車を進めます。

金峯神社から高城山展望台経由の道幅は狭く、散策されている方もいるので閑散期でも車で通行する場合は注意が必要です。

吉野水分神社(よしのみくまりじんじゃ)

吉野水分神社
楼門

吉野水分神社は、世界文化遺産の構成遺産の一部として登録されており、子授けの神ともいわれ幼児守護の神として信仰されています。

豊臣秀吉もこの神社に祈願し秀頼を授かり、その縁から秀頼により建築再建されたといわれています。

ちなみにここまで車できましたが、駐車場は2台ほどしか停めることができません。

吉野水分神社楼門

田畑に適度な水を分配する神様として、古来より御田植祭が毎年4月3日におこなわれ、その神事は吉野町の無形文化財に指定されています。

左に見える建物が本殿

本殿は石垣の上に建てられ、御祭神である7柱は三つの社殿にお祀りされています。
三つの社殿を一つの棟につないだ三殿一棟の珍しい建築様式で、「水分造」といわれています。
建物全体が国の重要文化財に指定されています。

正面木の奥に見える場所が拝殿で、その隣が幣殿です。

この日はちょうど吉野水分神社の草刈りの日だったようで、朝からずっと汗だくで作業をされているとのこと。

御朱印帳もいただくことができました。

豊臣秀頼卿寄進による湯釜

楼門にある桃山時代の湯釜は、豊臣秀頼ご寄進とあり一見の価値ありです。

吉野水分神社をあとにし、花矢倉展望台方面へは進まず、普段路線バスが運行している道へ戻り車で移動します。

③【吉野散策】交通規制のある季節では

  • 吉野水分神社から花矢倉展望台までは徒歩で約15分ほどです。
  • 吉野の桜といえば上千本エリアにある花矢倉展望台からみる桜が大変有名です。
  • 前述しましたが、奥千本から基本的に下ってくる散策道となりますが、花矢倉展望台までは上り坂もあります。
  • 花矢倉展望台から金峯山寺蔵王堂方面には行かずに、如意輪寺へ行くこともできます。如意輪寺からそのまま吉野駅まで徒歩で行けるのでコースに合わせて散策してください。
    ただし混雑が激しい期間においては、如意輪寺方面は通行禁止の日もありますので注意が必要です。

この記事では、奥千本駐車場から徒歩で修行門、金峯神社、義経隠れ塔を散策し、車で吉野水分神社へ移動したところまでをご紹介しました。

次は金峯山寺蔵王堂と脳天神社へと進みます。